この投稿は インタープリズム的「俺達私達の進捗を上げる25個前後のTips」 Advent Calendar 2015 - Qiitaの19日目 の記事です。
こんにちは。ザワタンです。 今回は、まだまだ人気の根強いIDE、Eclipseについての小技を紹介したいと思います。
唐突ですが、異なったワークスペースのEclipseを複数立ち上げたいと思ったことはありませんか? 私はあります。
それでどうするか。
まず一つ目のEclipseが立ち上がっている状態で、もう一度同じEclipseを立ち上げると警告が表示されます。
ここで「OK」を押すと次のようにワークスペースの選択画面が表示されます。
ここで別のワークスペースを指定してやれば当初の目的は果たせるのですが、起動時にこれを何度もやるのは煩わしいものがあります。 そこで思いついたのは、「別々のフォルダに複数のEclipseバイナリをそれぞれのワークスペースごとに用意してやればいいじゃない!」 ということです。
イメージすると、以下のような感じです。
- FolderA
- FolderB
ワークスペースAを使いたいときはFolderAのeclipseをたたき、ワークスペースBを使いたいときはFolderBのeclipseをたたくわけです。
実際、こんなことをやっていた時期もありました。。。
しかし、もっといい方法があることが分かりました。 それが、タイトルの「コマンドラインで起動してワークスペースを切り替える」というものです。
実は、Eclipseはコマンドラインでいろいろな引数を受けることが出来ます。 ワークスペースを指定して起動するには-dataオプションを指定して以下のようにします。
eclipse.exe -data <ワークスペースのパス>
Windowsだと、ショートカットを作った後、「右クリック」「プロパティ」で設定画面を表示して「リンク先:」の所に上記のコマンドと同じように書けば
ワークスペースを指定することができます。
こうして必要な分だけショートカットを作成すれば、簡単にワークスペースを切り替えることができます。 バイナリを複数用意する必要は無かったわけですね。
まとめ
GUIを持つアプリでも、コマンドライン引数をとれないかどうか調べてみると、便利な使い方ができるものがあるので、ぜひ活用していくといいと思います!
インタープリズム的「俺達私達の進捗を上げる25個前後のTips」 Advent Calendar 2015 - Qiitaの20日目の記事